国内はもちろん、世界で活躍する鉄道車両を作っている企業が新潟市東区にあります。実は、私たちがなかなか見ることができない車両だというのですが…
新潟市東区にある“車両工場”へ

それが1965年に創業した、新潟市東区山木戸の北陸重機工業です。営業部の霜鳥励さんの案内で巨大な工場に潜入しました。

【北陸重機工業 霜鳥励さん】
「鉄道の車両を作っている製造工場です」
鉄道の車両?早速見せて見せていただくことに!
【霜鳥励さん】
「見えてきましたね」
【記者】
「見えてきましたね、おー!近くに来ると大きさがわかりますね。見上げますよ」

大きな車体は高さ4.5m・重さ28トンの機関車です。その役割から『保守用車』と呼ばれています。でも皆さん、この保守用車が線路を走っているところ、見たことないですよね?
【北陸重機工業 霜鳥励さん】
「保守用車は、皆さんが寝ている、終電から始発の間に働いて、日中の運行を保守するための車両です」
鉄道を守る『保守用車』
こちらの『保守用車』は鉄道車両や線路に不具合が見つかり、夜間に修理する際に活躍する車両で、工事で使う重機や用具、作業員などを乗せて出動します。

また、冬の時期は線路の除雪も担います。
保守用車の設計から製造までを請け負っている北陸重機工業。完成まで半年から1年ほどかかる大型の車両ばかりです。