全ての自由が奪われた世界 ~横田拓也さんの講演から~
北朝鮮の国で生き抜く、生き抜けるということですね、とても難しいと思っています。私たちはこの普段平和な日本で何不自由なく暮らしているわけです。
暑ければこうした涼しい部屋に入ることもできるし、寒ければ暖を取ることもできる。お腹が空けばいろんなところでご飯を食べることもできるし、自宅の冷蔵庫には何の不自由もなく飲み物も食べ物も入っているわけです。
そうしたものが一切ないわけです。病気にかかれば医療の恩恵を受けることもできますが、北朝鮮国内では一般の方々はそうした医療の恩恵を受けることはできません。私たちは普段社会科でも昔習った言葉ですけれども、例えば発言の自由ですとか、表現の自由、集会の自由、移動の自由、こうしたことがあるからこそ好きなことを言えるし、いろんなところにも旅行に行けるし、いろんな団体で物事を決めていく、そんなことが当たり前のようにできているわけですけれども、こうしたことが一切奪われているわけです。そして拉致被害者にとってさらに一番深刻なのは、逃げる自由がないということです。逃げたくても逃げられないんです。お父さん、お母さんに会いたいと思っていても会えない。

こうした中で人質として拘束され続けているのに日本から救いの手がない、そのことにすごく大きな絶望を感じていると思います。
こうしたことを速やかに解決させるために私たちが一丸となって、50年以上経ってるケースもありますけれども、絶対に諦めずに活動し続けていくことがとても大切だというふうに思っています。










