ちょっと気味が悪いな

それで母と2人、後ろを振り向きました。
3人の男性が歩いています。

「なんだろうね、ちょっと気味が悪いな」と、母と話をしながら歩いていましたが、特に身構えて警戒することもなかったように思います。

家まであと100m足らずというところまで来たときでした。

男性3人が足早に駆け寄り、私と母に襲いかかってきました。

抵抗することもできず、口を塞がれ、手足を縛られ、南京袋のようなものをかぶされ、担がれて川まで連れて行かれました。

どこを通って川まで出たのか正直、私には分かりませんでしたが、当時の川には高戸でもなく、河川敷もありませんでした。川沿いに建っている家は、どこの家も裏から川に抜けることができるようになっていました。

ですから、袋をかぶされた場所からごく近い脇道などから川に出たのだと思います。現場に着くと、男性と女性が何かを話しているのが聞こえました。
内容はよく理解できなかったのですが、確かに日本語で話していました。

そのとき、女性の話す日本語が少し変だなと思ったのですが、冷静に状況を分析している場合ではありませんでした。

それから小さな船に乗せられ沖まで連れて行かれ別の大きな船に乗り換えました。

大きな船に乗り換えると袋を外してくれましたが、窓のない暗い船室に押し込められていたので、外の様子を知ることはできませんでした。

自分がどうなったのかなんて今まで聞いたことないけどなと内心驚いていました。