“最後の”角栄節 【演説全文】
私が田中角栄でございます。
えー、1年半ばかり前は大分週刊誌などで評判が悪かったんですが、この前の選挙で22万票という大量得票をやりましたら、その日から日々人気上昇中というのが私であります。
(当時、田中角栄はロッキード事件の有罪判決(1983年)後の選挙で圧倒的な支持を得ていた)

今日は信和会の創立30年、非常におめでとうございました。
30年に作られて60年でありますから、満30年というわけであります。
しかしこの30年前の昭和30年、日本は全く、麻の如く人心不安定な時代でございます。ご承知のこの直後に、これはもう岸内閣の安保改定、大学紛争、これはもう目を覆うような状態であったわけであります。そういう時だからこそ、我らの先輩・羽田武嗣郎先生のためにこの後援会が生まれたのだと思います。
先生亡き後もう、7年間経ちました。
この羽田先生というのは、新聞記者・政治家というよりも大学の総長のような、物静かな立派な人であります。










