「再会した瞬間、北朝鮮にいた24年間なんか吹っ飛んでしまいました」
「車のドアが開いたその瞬間、もう何も考えることはありませんでした。すぐさま飛び降り、友達の元へ…。そしてあんなに心配していた友達の名前がすらすらと出てくるのです。また数人の男の子は自ら名乗ってくれましたが、名前を聞いただけで当時の面影が浮かんできました」
帰国してから24年がたった今も、仲良し4人組はもちろん、同級生との交流は続いています。
「本当の友達というのは、たとえ何十年離れていても、会えば以前と変わらない笑顔がそこにあるのです。私の場合は保育園から中学校卒業までですが、その間に築き上げてきた信頼があったから、何十年離れていても、再会した瞬間、北朝鮮にいた24年間なんか吹っ飛んでしまいました。一人ひとりの顔を見ながら、中学生だった頃の思い出が次々と頭の中によみがえってくるのです」

「心が震えるほど本当にうれしかったです」と曽我さんは続けました。
「皆さん、これから生きていく何十年間の間には、きっとつらいこと、苦しいことがいくつも訪れるでしょう。一人で抱えることができないほど心が痛くなったら、友達に相談すればいいのです。きっと何か力になってくれるはずです。だからこそ、これからも何十年もかけて築き上げていく友達を大切にしてください」










