新潟県魚沼市須原で印刷業を営んでいた『あかつき印刷』が、20日付で事業を停止し、破産申請の準備を進めていることがわかりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと販売不振が原因で、新潟県内で221番目の新型コロナウイルス関連倒産だということです。
製版・オフセット印刷・オンデマンド印刷・製本・特殊加工を手掛ける1985年創業の『あかつき印刷』は、業歴40年余りのなかで、特に“同人誌”と呼ばれる分野を得意とする印刷業者として全国的に知名度を上げ、“コミックマーケット(即売会)”などのイベント参加者らからも多くの支持を集めていました。
ところが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うイベント中止などが相次ぎ、マーケットにも限りがあるなかで近年は、赤字が続き多額の累積損失を抱えていたもようです。
加えて、原油高・円安・物流費上昇等を背景にした紙やインクなどの原材料価格の高騰にさらされている印刷業界においては、デジタル化の浸透や人手不足などもあって先行きの見通しも難しく、廃業を余儀なくされたものとみられています。
同社のホームページには、19日朝までに入稿されたものについては対応を続ける一方で、20日の廃業以降は5~6月頃を目安に破産の申立てを行うべく弁護士に一任する旨が記載されています。
東京商工リサーチによりますと、2024年4月期で1億2903万円の売上高に対して純損失が2332万円となるなど、総額でおよそ2億5000万円の負債が見込まれるということです。










