新潟県見附市本町の老舗ニット生地製造業者『吉田整理』が倒産し、29日付で事後の処理を弁護士に一任したことが30日に分かりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、販売不振が原因とみられ、負債総額は約1億9000万円。
新潟県内で213件目の新型コロナウイルス関連倒産だとしています。

1980年に設立された『吉田整理』は、ニット生地の機能や風合いに直結する“整理”と呼ばれる加工に強みを持ち、特殊な高技術力と長年培ったノウハウをいかしてアパレル企業と連携しながら難易度の高い製品を手掛け、1997年10月期には3億3000万円を売上げていました。

しかしファストファッションが台頭するなかで繊維工場を海外に移転させるなど業界の様相が急変。加えて国内では、少子高齢化とともに景気の低迷も相まって消費不振が続くなど、同社を取り巻く環境は長きにわたって苦しかったもようです。

また2022年に2つの工場などを焼失する火災で製造機能が大幅低下した影響もあって2025年10月期の売上商は4500万円に縮小するなど、先行きの見通しが難しくなったものとみられています。