後輩の警察官に対し、キャビネットをたたいて威嚇し暴言を浴びせたとして、新潟県警本部の50代の警察官が戒告の懲戒処分を受けました。
「やってやるぞ」、「自殺しろ」、などと脅迫していたということです。

19日付けで戒告処分を受けたのは、県警本部に勤務する50代の男性警部補です。
県警によりますと、男性警部補は10月に県警本部の庁舎内で後輩の男性警察官に対して付近のキャビネットをたたくなどして威嚇。「やってやるぞ」・「ボコボコにするからな」・「死ね」・「自殺しろ」などと、暴言を浴びせたということです。

このようなパワハラ行為が行われたのは10月1日と2日で、1日がおよそ20分間、2日はおよそ30分間続けられ、止めに入った上司が監察官室に報告して発覚。
男性警部補は、パワハラ行為を認めた上で「後輩の職員の行動で馬鹿にされたと感じた」と話しているということです。

脅迫の疑いで、男性警部補は県警に書類送検されています。
新潟県警本部の清水文宏首席監察官は「引き続き職務倫理教養の更なる浸透を図り、同種事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。










