新潟県出雲崎町の小学生が自分たちで育てたおコメを使った豪華なおにぎりを販売しました。おにぎりの具は地元でとれる高級食材“サザエ”です。

出雲崎町の道の駅『天領の里』、店内には長い行列ができていました。

お目当ては…

「いらっしゃいませ。サザエの炊き込みおにぎりです!」

地元の小学5年生が販売する『サザエの炊き込みおにぎり』です。

【児童】
「おいしいよ!」

子どもたちが育てたコシヒカリと、出雲崎でとれたサザエを使った、とっておきの商品です。

サザエの炊き込みご飯は、出雲崎で古くから晴れの日のご馳走として親しまれてきた郷土料理で、児童は地域の資源を活用し、新たな価値を付けて販売する『6次産業化』の取り組みを体験しました。

【5年生は】
「いい匂いがした。おにぎりが進む」
「海で採れたみたいな感じがして、すごくおいしかった。100個は売れてほしい」

「お客さま、ありがとうございましたー!」

この日は塩おにぎりと合わせて100個が用意されましたが…

【5年生】
「もう売り切れました!うれしいです!」

10分も待たずにこの通り!

商品棚には急遽、追加のおにぎりも並べられ、大盛況のうちに完売しました。

【5年生は】
「みんなたくさん買ってくれてうれしかった」
「達成感がこんなにあるものなんだと思った」

【購入した保護者は】
「(児童は)稲の成長とかも、ずっと追ってきているので、楽しみ」

【イドム 小林智 副社長】
「自分たちの生まれたところ、育っているところにも、大きな誇れるものがあるということを確認してもらったと思う。出雲崎町をPRする役割をまた担ってもらいたい」

特別な体験学習は、地域の誇りを再確認するきっかけになったようです。