新潟県佐渡市が行った建物解体の行政代執行の費用を支払わず、財産を隠して強制執行を妨害したとして、建物を所有していた66歳の男が逮捕されました。
強制執行妨害目的財産損壊等の疑いで逮捕されたのは、横浜市鶴見区尻手に住む無職の男(66)です。
警察によりますと、男は佐渡市内に鉄筋造りの店舗を所有していましたが、壁が崩れるなどして危険な状態となり、佐渡市が行政代執行法に基づく代執行として2021年3月にかけて建物の解体などを行ったということです。
その後、佐渡市は男に対して、2021年4月までに代執行の費用約4700万円を支払うよう求めたものの、男は従わず、2023年4月ごろから2023年6月ごろまでの間に自分の預金口座から現金を複数回にわたって引き出して強制執行を免れるために財産を隠した疑いが持たれています。
今年1月に佐渡市から告発を受け、警察が捜査してきました。
警察の調べに対し、男は「生活のために金を下ろしただけだ」などと話し、容疑を否認しています。
警察は当時の状況などを詳しく調べています。










