新潟県魚沼市で出動していた救急車のタイヤが外れ走行不能になり、現場に到着できない事案があったと魚沼市が発表しました。救急隊を待っていた80代男性の元には別の救急隊が5分後に到着したということです。
魚沼市によりますと、7日午前11時36分に80代男性の急病事案で119番通報があり救急車が出動しましたが、市内を走行中に突如左の後輪のタイヤが外れたということです。救急隊は即座に走行不能と判断し、代わりとなる救急隊の出動を要請。別の救急隊が80代男性のもとに駆け付け、結果としておよそ5分の遅れが生じたということです。外れたタイヤによる物損事故や隊員のけがなどはありませんでした。
市は救急隊の到着が通常より遅れたことについて、本人とその家族に説明し謝罪したということです。また、遅延により傷病者の容体に与えた影響があるかどうかについても調べているほか、タイヤが外れた原因も調査中です。
魚沼市の内田幹夫市長は「傷病者及びご家族の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くお詫びいたします。緊急出動中にあってはならないことですので、再発防止に向け、車両の整備・点検について徹底してまいります。」とコメントしています。










