新潟市西区に15日、「フードロス対策」を目指した県内初と思われる珍しい自動販売機が設置されました。【新潟から、SDGs】

【記者リポート】
「あ!ありました!エメラルドグリーンです。自動販売機」

新潟市西区の住宅街の中で発見!

「シフォンって書いてあります。シフォンケーキの自動販売機なんですね」

さっそく購入してみます。

「あ、出てきました、あ、冷たい、冷凍…ケーキを自動販売機で買ったのは初めてです」

シフォンケーキが買えるなんとも珍しい自動販売機は15日、設置されました。プレーンを意味する「すっぴん」や、月ごとに味が変わる「おかみのきまぐれ」など5種類を販売しています。

これらのシフォンケーキ、実は『あるもの』のフードロス対策でもあるのです。

新潟市西区の會野ゆかりさん(57)、中央区にある日本料理店「西堀かいの」の女将です。シフォンケーキに利用している『あるもの』とは…

【西堀かいの 會野ゆかりさん】
「大事な大事な卵白ちゃんです」

「西堀かいの」自慢の厚焼き玉子。この厚焼き玉子は卵黄だけで作っています。そのため、1日におよそ2キロの卵白を廃棄していました。しかも、廃棄のためには過熱して固める必要があったので光熱費もかかっていました。

【西堀かいの 會野ゆかりさん】
「1つの卵から卵黄と卵白があるのに卵黄しか使われないで。あと、捨ててしまうのがもったいなさ過ぎたので」

そこで會野さんはこの卵白を使い、シフォンケーキを作ることにしたのです。自宅を改装した厨房で新潟の甘酒や味噌なども使い、2日に1度、新潟ならではのケーキを作り、24時間販売します。

【西堀かいの 會野ゆかりさん】
「食材がほぼほぼ新潟県のもので作っているので、新潟再発見ぐらいのつもりで来ていただけるとありがたいです」

県内初ではないかというシフォンケーキの自動販売機。おいしく、そしてSDGsな自動販売機です。