ある栽培方法で作られたコメが新潟市 北区の田んぼで収穫されました。その方法とは?
新潟市 北区の田んぼで始まったコメの収穫。

『にじのきらめき』という品種です。

農業法人のベジ・アビオがJAや農薬メーカーなどと協力して、今年ある方法で栽培してみました。

【ベジ・アビオ 加藤和彦 取締役】「“節水型乾田直播栽培”というところで、水を張らずに流す程度、週1回流す程度なので、毎日の水管理から解放されて、労力が削減できる」

これは、栽培中に水をためない省力的な方法。少ない水でも育ちやすくするため根を張りやすくする菌を種もみにまぶしてまきます。

全国各地で試験されている一方、課題も見えてきました。
【ベジ・アビオ 加藤和彦 取締役】「一番肝になってくるのが、除草」

田んぼを見渡すと、あちらこちらに雑草が…
雑草が多いとコメの収量や品質に影響を及ぼします。

こちらの田んぼの収穫量は推定で10アール 350キロほど。県平均の7割以下でした。

【ベジ・アビオ 加藤和彦 取締役】「来年改善しながら、面積を徐々に増やしていこうと思ってます。今のコメ不足など解消しながら、よりコストが安い米を具現化できたら」

農林水産省は来年度予算でこの技術を検証したい考えです。
