新潟県南魚沼市の三国川で27日、釣りをしていた男性がクマに襲われけがをしました。29日も各地で目撃情報が相次いでいて警察などが注意を呼び掛けています。
警察によりますと、南魚沼市宮を流れる三国川の河川敷で27日午前9時半ごろ、埼玉県に住む70代の男性が兄と釣りをしていたところ、体長およそ1メートルのクマに出くわしました。

男性は頭頂部をかまれたり、右腕とあごをひっかかれたりしてけがをしましたが、命に別状はないということですが、「歩いていたら茂みから突然クマが出てきた」と話しているということです。

【けがの様子を見た人】
「額のところにちょっとくぼみができるくらい。それでもう体中、血で…」
【近くに住む人】
「怖いですね。朝晩は家にいる方が良いということですね」
2025年度に入り、新潟県内のクマによる人身被害は8件目となりました。

そして、きょうも…
【記者リポート】「連日クマの出没情報が相次いでいる栃尾地域です。この近くでは、けさも親子とみられるクマの目撃情報があったということです」
長岡市菅畑では29日午前9時半ころ、親子とみられるクマ3頭が目撃され、このほか、三条市や湯沢町でも目撃情報が出ています。

クマの出没は過去最多となっていて、県はクマ出没警戒警報を出して警戒を呼び掛けています。