陸上自衛隊・アメリカ陸軍・オーストラリア陸軍の3か国による実動訓練『オリエント・シールド25』が新潟県の関山演習場などで実施されており、19日にその一部が報道陣に公開されました。

迫撃砲の射撃訓練では、各国の部隊が射撃を行い着弾した位置を確認。
指揮所とリアルタイムで情報を共有しながら、位置の修正などを行っていました。

“東洋の盾”を意味する『オリエント・シールド25』の訓練は、東洋で想定されるさまざまな脅威への対応力を高め日米同盟を強化する目的で毎年行われており、オーストラリア陸軍が参加するのは今回が初めてです。
全国5か所での訓練に陸上自衛隊およそ1200人・アメリカ陸軍およそ700人・オーストラリア陸軍およそ200人が参加。
関山演習場では、迫撃砲射撃訓練の他、戦闘訓練や衛生訓練などが行われました。

医療に関する衛生訓練では、負傷者の搬送や治療などで連携を確認。
アメリカ陸軍を中心に実施された“より高度な手術を行う野戦病院”を想定した訓練は、日本国内では初めて行われました。

『オリエント・シールド25』は24日まで行われます。