北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの父 滋さんが亡くなって5日で5年。母 早紀江さんが進展しない拉致問題に対し今の思いを打ち明けました。

【横田早紀江さん(89)】「お父さん(滋さん)には本当にだめだよね、全然分からないね、(拉致問題が)動かないよねとイライラしながら、頭なでたりしながら、写真に向かってつぶやいてます」

滋さんの命日を前に川崎市で会見を開いた横田早紀江さん。

滋さんの写真に向かい日々、辛い心境を語りかけているそうです。めぐみさんが1977年に北朝鮮に拉致されてから今年で48年になります。

【横田早紀江さん(89)】「あらゆることをしてきたつもりなんですけど、何にも動いていかない意味が分からなくて、もっと力をもって本気で取り返さなければならないという使命感をもっていただきたいと本当に深刻に思います」

めぐみさんが滋さんにプレゼントした櫛をみせてくれた早紀江さん。改めて、拉致問題の早期解決を強く訴えていました。