いわゆる“古古米”の販売が始まるなど政府備蓄米が大きく注目される一方で今、日本酒や米菓の原料となる『加工用米』の不足が懸念されています。
新潟市中央区で2日、新潟県やJAグループなどの農業関係者が集まって開かれたコメ生産量の目標などを決める協議会では、日本酒や米菓などの“原料”となる加工用米についても議題に上がりました。
協議会はすでに主食用米の増産を決めていてます。
また加工用米は、家畜の餌となるコメや備蓄米の生産量を減らして増産する方針ですが、まだ目標には届いていません。

新潟県農業再生協議会 石山章会長
「主食用米の高騰が続いている中で、生産者も“主食用”を作りたい…」
集荷業者によるコメの買い取り価格が上昇し主食用を作りたい農家が増えるなか、農家への支援を手厚くして、加工用米などの生産量を増やす方針です。

「需要に応じたコメをきっちりと作っていくというのが、新潟県の使命だろう…」
