新潟の野球界が歓喜に沸いたドラフト会議から一夜…
指名された選手は、夢への扉を開いた実感がじわじわと沸いているようです。
喜びの表情や決意も改めてお伝えします。
ロッテが3位指名・田中晴也投手
日本文理高校の田中晴也(たなか・はるや)投手。ロッテの3位指名から一夜明け、いつも通りグラウンドで練習に汗を流しました。

【日本文理高校 田中晴也投手】「まだ本当に自分がプロ野球の世界に入ったっていう強い実感まではきていないが、おめでとうと言ってくれる回数が増えるごとに『やっとプロ野球選手になれたんだな』と思います」

ロッテと楽天が1位指名で競合・荘司康誠投手
「ロッテか楽天か…楽天です!」
ロッテと楽天が1位指名で競合し抽選の結果、楽天が交渉権を獲得した、新潟市出身で立教大学の荘司康誠(しょうじ・こうせい)投手。

【立教大学 荘司康誠投手】「ここからが勝負だと思っていますので、そこはしっかり胸に刻んで。これからさらに成長して、一流の選手になれるように頑張っていきたいなと思います」

新潟市の実家では家族が抽選の瞬間を見守っていました。

【父・聡さん】「(感極まって…)すみません、ちょっと…。本当にここまでよく来たと思います」

【母・裕子さん】「高校時代1回戦敗退の息子がこうやってドラフトにかかって、まさかの競合していただけて、本当に嬉しいの一言です」

会議が終わると、さっそく楽天の石井一久監督があいさつに訪れました。

手渡した交渉権確定のくじには『無限の彼方へ、さあ行くぞ!!』。
人気キャラクターのセリフがメッセージとして添えられていました。

【立教大学 荘司康誠投手】「バズ・ライトイヤーですね」

【楽天 石井一久監督】「そういう可能性を秘めている投手だと思いましたし、球団の顔になってもらえるようなピッチャー、またエース級じゃなくて『エースになってもらいたい』という気持ちで今回指名させて頂いた」

阪神が4位指名・茨木秀俊投手
阪神から4位で指名されたのは、帝京長岡高校の茨木秀俊(いばらぎ・ひでとし)投手。
北海道から来ていた両親に感謝の言葉を送りました。

【帝京長岡高校 茨木秀俊投手】「指名されました。これからも頑張るので宜しくお願いします」

【父・幸雄さん】「おめでとう、がんばれ。嬉しいだけです。言葉になりません」

【帝京長岡高校 茨木秀俊投手】「プロ野球選手になれて、感謝の気持ちで一杯です。『勝てる投手』を目標にしているので、最多勝を狙っていきたい」

チームメイトや恩師、家族への感謝を胸に夢のスタートラインに立った選手たち。プロでの活躍に期待が膨らみます!
