米価格の高止まりが続くなか、JAの関係者や有識者らが25日に集まり、2025年のコメの生育や収量を踏まえ2026年以降の生産対策を話し合う会議が開かれました。

【新潟県農林水産部 農産園芸課 小根沢元浩 課長】
「令和8年の生産量は、58.8万トンから56.2万トンということで…」
コメの価格高騰や豊作の影響で、2025年は当初の目標を上回る58.9万トンのコメが生産されると推計されています。

全国的にも生産量が大幅に増える見通しで、在庫が過剰になることや、米価が暴落して農家の経営状況に影響を及ぼすことを防ぐため2026年は、2025年より2.7万トン少ない56.2万トンと定められました。

【新潟県農業会議 石山章 会長】
「農業者みなさんが理解していただいて、目標を達成すれば、今の米過剰が少しずつ和らいで、安定生産や安定供給に結びつく」
この方針を、新潟大学の伊藤亮司助教は
「むやみやたらと増やさない、作り過ぎないでね、というメッセージを今回は割と強く打ち出したと思います」と評しています。

今も価格の高止まりの状態が続くコメ。
来年の新米は買いやすくなるのでしょうか。










