― どれくらい前から伸ばしているの?
「1年生のちょうど入学したときくらいから…」

伊織くんが髪を伸ばし続けた理由は、病気などで髪をなくした子供のために髪の毛を寄付する『ヘアドネーション』。
寄付した髪で医療用のウィッグが作られます。

必要な長さは31cm以上。切った髪は、18歳以下の子どもたちに無償でウィッグを提供している大阪のNPO法人・JHD&Cに寄付します。

渡辺貴一代表によりますと、ウィッグを受け取った人からは、「ウィッグを受け取ってから、ピン買ってとかリボン買ってとかを、ねだるようになった」、「うちの娘の可能性をこれだけ広げてくれたウィッグに感謝しています」など、たくさんの感謝の言葉が届いているそうです。

「誰かの役に立ちたい、誰かに届けば良いという気持ちは、しっかり届いている」