東日本大震災の発生から15年が経つなか、茨城県神栖市ではきょう、「あるもの」を活用した新たな津波避難の実証実験が行われました。

けさ、実施されたのは“最新技術”を活用した避難訓練です。

参加者の家を訪ねてみると…

防災無線
「大津波警報が発表されました。直ちに訓練会場に避難してください。周囲の人に声をかけて一緒に避難してください」

避難訓練に参加 金本吉明さん
「みんなで避難するからね」

避難を呼びかけているのは、IoT家電の発話機能を搭載した空気清浄機です。ほかにも、風呂の温度を操作する給湯リモコンが用意されました。

自治体が録音した避難の呼びかけをネット回線を通じて家電から流すことで、防災無線が聞こえづらい家の中にいる人にも避難を促すことができます。

15年前、鹿島港に押し寄せた5メートルを超える津波。今後、高い確率で発生するとされる南海トラフ巨大地震でも、6メートルの津波が到達すると想定されています。

避難訓練に参加 金本吉明さん
「(防災無線だと)家の中に入ってると、聞こえないっていう面もあるんです。(避難の時間を)もちろん、短縮できると思いますね。使いますね」

神栖市 木内敏之 市長
「避難しないといけないんだということがリアルに感じられると思うので、今後、職員と一緒になってですね、私どもも研究をしていきたいなと」

1分1秒でも早い避難を実現するため、自治体の新たな挑戦が続いています。