『夜間中学』をご存じでしょうか。不登校など様々な理由で学校に通えなかった人たちの『学び直しの場』として全国で設置が進んでいます。新潟県内では設置が遅れていましたが、新発田市で県内初の夜間中学が開校しました。『夜間中学』とはどのような学校なのでしょうか。

そもそも『夜間中学』は、不登校など様々な事情で義務教育を十分に受けられなかった人や外国籍の人たちなどが学び直すための場です。自治体が設置する公立の夜間中学と民間が運営する自主夜間中学があります。

公立は時間割に基づいた授業が行われ、卒業すると中学卒業の資格が与えられるのに対し自主夜間中学は中学卒業の資格は得られないものの一人一人に合わせた学習を展開できるのが特徴です。

新潟県内には夜間中学がありませんでしたが、岡山県では2017年に『岡山自主夜間中学校』ができ、多くの生徒が学んでいるといいます。

岡山自主夜間中学校 代表 城之内庸仁さん
「最近の傾向ですと不登校によってほとんど学校に行ってないけれども、形式的に卒業したことになっている。そういう方々にとっては、いわゆる学び直しの大切な場ということが言えると思います」