コメの価格高騰を抑えるべく政府備蓄米が放出された一方で、コメの産地では今年、相次いで増産をする計画です。
しかし産地には、簡単には面積を“増やせない事情”がありました。

おにぎり店に出荷するコメを準備していた新潟県南魚沼市の高村良一さん(67歳)のところには、ひっきりなしに電話がかかってきています。
魚沼産コシヒカリ農家である高村さんには「コメが余っていたら売ってほしい」という知人からの相談が多く寄せられているそうです。

2024年には栽培面積を2割増やしましたが、いま残っている在庫は予約分だけ。
集荷も3~4カ月前倒しで進んでいるといいます。
