東日本大震災から13年。
新潟県阿賀野市では、福島県から避難して市の職員になった女性が、市立神山小学校で特別授業を行いました。

阿賀野市の神山小学校では年に3回、「防災の日」を設けて災害についての授業を行なっています。
今回は「原子力」がテーマ。市の危機管理課の職員が、13年前の東京電力・福島第一原子力発電所の事故を振り返りました。
【阿賀野市危機管理課 宮島剛志主事】
「地震や津波によって建物が壊れ、建物が爆発し、放射線がたくさん外に飛び散りました。放射線がたくさん飛び散って、自分の体にたくさん浴びるのが危ないからと避難してきた人もいます」

講師を務めた職員のうちの一人・谷内和美さんは、原発事故をきっかけに、子ども2人と福島県から阿賀野市へ避難してきました。
【阿賀野市危機管理課 谷内和美さん】
「それまでの当たり前が当たり前じゃなくなる。当たり前と感じている毎日をぜひ大切に過ごして頂きたいなと思います」