Q パリ五輪への可能性として自分に対してどれぐらいの信じるものがありますか?
「可能性自体は、佐藤さんとも話してますけど、『5%ぐらいじゃね?』とは言ってましたね。2時間5分50秒というのは、コンディションもそれなりに良くないといけない。また、自分自身だけが2時間5分50秒を狙ってるわけではありません。仮に僕が2時間5分50秒を超えたとしても、周りも超えてくる可能性だってあります。ただ、ケニアでの練習を色々と報告していると、佐藤さんには『その5%が、25%ぐらいになってきてればな』という風には言ってもらいました。」
新潟県十日町市にある服部の実家は兼業農家で、コメ作りをしている。
Q ケニアに日本から持っていったものは何かありますか?
「結構ありますよ。レトルトカレーと自分の実家で作っているコメを食べていました。昨日まではカロキさんの自宅で過ごしていましたが、別のところで合宿を2週間ぐらいしていた時は、カロキさんの奥様もいませんし、料理を作っていただく人もいなかったので。」
Qお米は何合くらい…?
「5キロぐらい持ってきたかな…」
Q 5キロだとすぐなくなっちゃいますよね?
「そうですね。もうなくなりましたね(笑)。実家のコメを日本から持ってきて、カロキさんの奥様がいない時は、自炊するという感じでした。」
服部は地元愛が強い。新潟県十日町市などで応援する家族、友人、恩師、応援有志の人々へは常に感謝の気持ちを胸に競技に取り組んでいるという。
Q ケニアで過ごす中で、新潟のことが思い出されることはありますか?
「ニューイヤー駅伝の当日レース後に地震がありました。北陸もそうですし、新潟市内でも多くの被害が出ていて、災害そのもの、被災された方々、復興という部分は、ケニアでも情報としてはSNS等で見ることが多いです。僕自身が何かできるのかどうかはわかんないんですが、スポーツ、特に新潟ではアルビレックス(サッカーJ1新潟)は自分自身もかなり勇気をもらっています。僕もそんな存在でありたいなと常に感じています。そのためにはやはり自分が走って、多くの方を笑顔にできたらいいなと常に思っています。」
Q 地元新潟で応援する多くの人へメッセージをお願いします。
「東京五輪からもう早2年半が経ちます。その中でも、ずっと応援してくださる方が新潟にはたくさんいるので、その方々のためにも自分自身が走っている姿を見せたいです。応援してくださる方々に何か感じてもらえたらなと思っていつも走っているので、東京マラソンでは、少しでも笑顔を届けられたらいいなと思います。」
