塗り絵で伝える『ねぶた・ねぷた』の魅力

現在、住んでいる青森市浪岡地区でも愛好会を結成し、浪岡北畠まつりに出陣してきました。このまつりの合同運行は、新型コロナの影響で2020年から4年連続中止となっています。

これを受け、浪岡地区PTA連絡協議会は子どもたちにコロナ禍でも自宅での楽しみを届けようと、ねぷたぬり絵コンテストを始めました。原画は、山谷さんが作成し自由な発想で色をつけてもらいます。

ねぷた絵師・山谷寿華さん
「これはねぷた絵から離れているけどアート。離れて近づいてくれば一発で目がいく」
Q.配色がいい?
「配色のバランスがいい。同系色をうまく使いこなしている」

4回目となるコンテストには浪岡地区だけではなく、青森市千刈と古川地区の小学校も参加。これまでで最も多い約700枚の応募があり、運営側としても大きな手応えを感じています。

ねぷた絵師・山谷寿華さん
「(昔は)各小学校の学区内にねぶた・ねぷたがある状況で、北畠まつりが行われていたけど、いまは減少してきてほとんどない状態。1人でも2人でも好きな子が増えて、子供の熱意を受け取った大人が『もう1回やるか』となるのが一番の願い」

山谷さんの思いがつまった『ぬり絵コンテスト』は、子供たちへ郷土が誇る文化を伝える取り組みとして少しずつ地域に広がり根づいていこうとしています。