「戦争の終結に伴うアメリカ軍の青森進駐」

太平洋戦争が終結して間もなくの青森市。空襲の傷跡は色濃く残っていますが、アメリカ軍が進駐したことで市民の生活は変わり始めました。そのなかで生まれたのが、子供たちとアメリカ軍将校の触れ合いでした。

写真中央にうつっているネルソン・フェイ将校。ネルソン将校の写真を引き継いだのは息子のメレディスさんです。子供と知り合ったきっかけを、こう、教えられたといいます。

メレディス・フェイさん(63)(ニックネーム・ジロウ)
「お父さんは子供にアメリカのチョコレートをあげた。子供は(一度いなくなって)帰ってきたときに、リンゴが入った大きいカゴとリンゴ酒を持ってきてくれた」

ネルソン将校と日本人の母親の間に生まれたことを誇りとするメレディスさん。自らもニックネームとして「ジロウ」を名乗っています。