「ひらがなの方がいい」愛される看板に奥が深~い歴史が…

ひらがなとローマ字で表記された駅名の看板。JR青森駅東口ビルで10月中旬お目見えしました。近年、駅名の看板は漢字が採用されることが多く、青森駅は県内でも珍しい存在です。
青森市民は
「ひらがなの方がいい」
Q.どうして?
「分かりやすい。お年寄りには」
東京都から来た人は
「ひらがなでいい。普通は漢字だけど、こだわりがあってしたと思うのでいいと思う」

青森駅は景観と看板を時代ごとに大きく変えてきました。戦後の復興期は、まだ駅名を記す看板はどこにもありません。

看板が初めて設置されたのは1959年、4代目の駅舎が建設されたときです。この時の表記は漢字でした。

また、1968年に東北本線が単線から複線になったときは、お祝いムードを盛り上げるべく特別な装いに。そしてこの翌年、1969年にひらがな表記になりました。看板の変遷がこれで終わったと思った方々、実はさらに、奥が深いのです…。
