青森県東方沖地震で「震度6強」の揺れを観測した八戸市では、市の担当者が直接、住宅を訪ねて被害の程度を調べ、証明書を発行するための調査が進められています。
住宅に被害を受けた八戸市糠塚の女性は罹災証明書を申請していて、26日は調査のため、市の職員らが訪れました。
職員らは外壁や天井、床、壁などの状況を見て回りました。
住宅が被災 佐々木敬子さん
「強化してここに住むのはありえない。市の方も、そういう見方で見ていただけたらなと。年末年始はホテルに行くしかないと思っています」
佐々木さんは、30年前に購入した自宅の耐震性にも不安を抱えています。
住宅が被災 佐々木敬子さん
「(地震によって)こういう感じで破壊されるのは驚きました」
八戸市内では、外壁や内装の欠損やコンクリートの塀にひびが入るなど、全壊1件、半壊2件であわせて844棟の建物に被害が及んでいます。
罹災証明書は25日時点で288件の申請が寄せられ、161件が交付されています。
市は、他の自治体からの応援も受けながら、1日に17件ほどのペースで認定調査を進めていて、迅速な対応に努めているということです。












