大規模な災害が起きて犠牲者がでた場合に必要となる棺や葬祭品の供給などについて青森県むつ市と葬儀会社が協定を締結しました。
むつ市で9日、行なわれた協定の締結式では、むつ市の山本知也市長と市内にある葬儀会社・眞心堂の高屋龍一社長が協定書に署名しました。協定では地震や大雨などの大規模災害により犠牲者がでた場合に眞心堂から棺や葬祭用品のほかに遺体の安置施設を提供するほか遺体の保全・搬送などを行うとしています。
むつ市・山本知也市長
「備えという意味では、ご遺体をどうするかということを市の地域防災計画にも盛り込んでいくのでそういう中で今回の協定締結が一歩前進したのではと思う」
眞心堂・高屋龍一社長
「社会的責任としても葬儀社ができることをしっかり町づくりや災害に役に立てていこうと考えています」
眞心堂では青森県東通村とも同じ内容の協定を結んでいて、今後、下北地方の他の自治体とも協定を結びたいとしています。