皆さんは「ふとず」・「どやぐ」・「ふんじゃま」これらの言葉の意味をご存じですか?正解は左から「同じ」・「親友(友達は「けやぐ」)」・「(悪い)格好・姿勢」です。これらはすべて津軽弁です。
青森県鶴田町ではリンゴに特殊なシールを貼り付けてこのような津軽弁の文字や可愛らしいイラストを浮かび上がらせる「絵文字リンゴ」の収穫が行われました。
鶴田町妙堂崎のリンゴ農家・中野光彦さんの拓紅園です。木には赤く色付いたリンゴ。表面を見てみると「じゃわめぐ(ぞくぞくする。心が騒ぐ)」や「けっぱれ(がんばれ)」といった津軽弁の単語が貼り付けられています。中野さんは35年ほど前からリンゴの表面に光を遮る特殊なシールを貼りつける絵文字リンゴを栽培していて2023年は約350個を収穫しました。
中野さんが様々な品種で試行錯誤した結果、色のにじみがなくきれいに仕上がる「陸奥」にたどり着きました。シールをはがすと白く絵文字が浮かび上がります。
拓紅園 中野光彦さん
「長期の保存にはラップをまいて涼しい所に置くと春の3月4月位までは長持ちする」
絵文字リンゴは津軽弁が20種類、ほかにもハロウィーンをイメージしたイラストなどもできあがりました。このうち津軽弁リンゴは道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」で20日から販売されます。