自民党の高市早苗 総裁が第104代内閣総理大臣に選出されました。新たな連立政権のかじ取り役を務める女性初の総理大臣に、与野党の県組織のトップは?

国会の衆参両院で行われた総理指名選挙で、自民党の高市早苗 総裁が総理大臣に選出されました。

女性初の総理として国のかじ取り役を務める高市 新総理が誕生しました。

青森県選出の自民党国会議員は、挙党体制を強調しました。

自民党県連 津島淳 会長
「高市政権を支える与党の一員として、様々な対策を速やかに作り上げる、政権の期待を信頼に変える、そして、国民の皆さまが抱えている不安を希望へと変えていける。そういう政治の実現のために私自身も尽力していきたいと考えています」

自民党 江渡聡徳 議員
「丁寧に無難な形で船出をしていただければありがたい。特に働く女性の方々に対しての、いろいろな形のケアができるような政策を出していただければありがたい」

自民党 神田潤一 議員
「これまでの公明党との与党の関係よりは少し手探りでの共闘ということになると思いますので、まずはしっかりと信頼関係を結んでいくということが大事になってくる」

夏の参院選から3か月経っての新政権の誕生。
立憲民主党は対決姿勢を鮮明に打ち出しました。

立憲民主党県連 田名部匡代 代表
「安定しない状況になった原因こそが『政治とカネ』の問題。連立を組みたいために本当にやらなければならないことを後回しにすることは、国民の理解を得られないと思っている。野党第一党が全体をまとめて、与党がやらない、与党ではできない、新たな政権では無理だということを、しっかり対峙して政策提言をしていきたい」

国民民主党は、日本維新の会との政権運営を注視したいとしています。

国民民主党県連 金濱亨 代表
「日本維新の会と連立政権を共にするということの中で、合意文書を見た限り、責任ある積極財政という部分が薄れているのではないかという所は、慎重に今後の動向を見ていきたい。政策が思ったよりなかなか進めないとなると、国民民主党としても連携協力が難しくなってくるのではないかと」

高市総理は、新たな内閣を発足させたうえ21日夜に記者会見を開き、今後の政権運営の方針などについて説明する見通しです。

河村庸市 キャスター
「初の女性総理の誕生。高市新総理に県民は何を期待するのでしょうか?」

県民(20代)
「女性(の政治家が)あまりいないのでがんばってほしい」

県民(20代)
「いい方向に持っていってもらえたら。がんばってもらえたら」

県民(60代)
「これから山あり谷ありの政局だと思うが、我々、国民のためにがんばってもらいたい」

高市新総理がすぐにでも取り組むとしている経済対策に期待の声が上がりました。

県民(20代)
「物価が高くなっているので、消費税とか物価高をどうにかしてくれたら」

県民(60代)
「減るものを減らしてもらいたい。税金や社会保険料とか…」

期待の声があがる一方で、維新との新たな連立の枠組みや高市総理を支える体制について指摘する声も上がりました。

県民(70代)
「他党と協力してやっていくのは、とてもいいと思う」

県民(80代)
「一生懸命にその人が立ったのなら協力して推していかないと。誰がやってもだめ。手引っ張り、足引っ張りで」

少数与党の中で難しい政権運営となる高市総理。
国民目線で政治を前に進められるか、厳しい目が注がれます。