1967年の発売から青森県民に親しまれて50年以上。青森市に本社がある工藤パンが製造する「イギリストースト」がうまい話、おいしい話で被害が相次いでいる特殊詐欺による被害防止を呼びかけることになりました。

「すばらしい味」と商品名に取り入れられているイギリスのロングボトム駐日大使も絶賛するイギリストースト。青森県民なら一度は聞いた、食べたことがあるのではないでしょうか?そのイギリストーストが10月から店頭で特殊詐欺による被害防止を呼びかけます。

工藤パン 工藤恭裕代表取締役会長
「青森県で育った工藤パンですので少しでも青森県民の役に立てればと思い実施することといたしました。商品をみかけてそのシールを見た際にはいま一度、被害に遭わないようにそういう気持ちを持っていただければと思います」

『お金の話は危険なサイン』手にした人がすぐに気が付くようにデザインされたシールが商品に貼られます。

エーアイサイン 石澤暁夫代表取締役
「ステッカーが目立ってこれが詐欺かもと思っていただき、被害が少しでも軽減されるようにデザインさせていただきました」

青森県内での特殊詐欺による被害はことしに入って74件確認されていて、被害額は2億960万円です。

青森県警察本部生活安全企画課 石田利也課長
「(特殊詐欺被害が)かなり増加しています。手口も巧妙化、複雑化、広範囲な世代に被害が広まっています。パンはおいしい、うまいです。おいしい、うまい話には気を付けてほしいと思っています」

特殊詐欺による被害防止を呼びかける工藤パンの商品は全部で7種類で青森県内のデイリーヤマザキ9店舗で10月いっぱい販売されるということです。