巷で話題の「チョコQ助」をご存じでしょうか。南部せんべいにチョコレートが掛かったお菓子で、チョコの甘みとせんべいの塩味のバランスが絶妙とやみつきになる人続出と評判の商品です。一時は入手困難になる売れ行きで、現在でも購買数制限のスーパーがあるほど。
その人気商品チョコQ助の自動販売機が、ついに2023年8月24日に登場しました。佐藤香アナウンサーが取材しました。


チョコQ助の自動販売機があるのは、商品を製造している青森県八戸市の「民芸菓子処しんぼり」の工場敷地内です。「民芸菓子処しんぼり」はもともと観光客向けのお菓子を製造する会社でしたが、コロナ禍で売り上げが落ち込んだのをきっかけに、地元向けの商品を作ろうということになり、チョコレートをかけたお菓子、チョコQ助を製造することになったそうです。それが予想以上の大ヒットに。
チョコQ助が人気になったときの心情を、しんぼり 製造部第二製造課 主任 田村弘文さんにお聞きすると。

「我々も試作した段階で、これすごく美味しいねという話だったんですが、これほど売れるとは全然思ってなかったんです。すぐ売れたんだけどって店から連絡が来て、こんなに作っても作っても間に合わないってなるとは思ってなかった。2019年にコロナで売り上げがなくなって、部署の従業員を休ませて私一人しか現場に来なくても良かったときもあって…、チョコQ助が大人気になってすごく助かりました」
自動販売機でチョコQ助を購入してみる
工場脇に鎮座する自動販売機。チョコレートを思わせるようなこげ茶色の本体に「チョコQ助販売中」という看板が掲げられています。押しボタンが12個あり内9個が「チョコQ助」のボタンになっています。


佐藤アナ:「チョコQ助は私も1度しか食べたことがないので買ってみますよ。1個250円です。(ボタン押す)出てきました!ひんやりしています。暑い日でも大丈夫です!」
チョコレートが溶けないよう商品は冷蔵されています。パッケージの中央には「チョコQ助」の文字。なんともシンプルで無駄のないデザイン。素朴な商品イメージを表しているかのようです。
ちなみに商品名のQ助は、実は業界用語。菓子業界では、割れたり欠けたりした商品のことを「久助」と呼んでいるそうで、それをもとに、若い人にも手に取ってもらいたいと「久」を「Q」に変えてチョコQ助という名前にしたのだそうです。


佐藤アナ:「ではチョコQ助いただきますよ。冷たくておいしい!あっゴマの風味がいいですね。サクッとした軽い歯ごたえと、うん、せんべいの塩気とチョコレートの甘さのバランスがすごくちょうどいいんですよ」