8日は関東甲信地方が梅雨入りしましたが、青森県内は高気圧に覆われて晴れ渡り八甲田の田代平湿原では多くの人が初夏の風物詩、ワタスゲを楽しみました。

※市川麻耶キャスター
「きょうの八甲田は心地よい風が吹いていて気持ちの良い天気です。セミの声も聞こえてきて初夏の陽気を感じます。そして進んでいくと、ご覧ください!多くのワタスゲが出迎えてくれます!」

湿原に群生する高山植物として知られるワタスゲ。八甲田の田代平湿原では、いつもの年と同じように6月初めから見頃を迎えています。高気圧に覆われて晴れ渡った8日の青森県内は、八甲田でも最高気温が20℃を超えて7月上旬並みの暑さ。訪れた人は爽やかに吹き抜ける風を受けて揺れる白くてふわふわの綿毛に心を和ませていました。

※訪れた人は「毎年今の時期来ているが相変わらずきれいですね。天気も良いし」「こんなに気持ちの良い日はないですね」「きょうのワタスゲは大玉のものが結構あると思って」

日増しに夏の色が濃くなっている湿原ではいま、ヒメシャクナゲやレンゲツツジが咲き誇り八甲田の山々との競演を楽しむことができます。

※山岳写真家 いちのへ義孝さん
「ここは湿地帯で広いからいっぱい花が咲くのを見に来ました。きょうの赤いレンゲツツジは、ここには55年来ていますけど一番良かった」

田代平湿原のワタスゲは6月中旬まで、レンゲツツジは6月下旬まで楽しむことができます。