在校生がいなくなったことで休校していた青森県佐井村の小学校に児童2人が転入し、7日、5年ぶりに学校が再開、子どもたちの声が戻ってきました。

※あいさつ「おはようございます」

7日午前7時半すぎの佐井村牛滝地区。雨が降る中、牛滝小学校に登校してきた5年生の坂井聖奈(さかい・せな)さんと弟で3年生の孝太朗(こうたろう)さんの2人です。7日は始業式が行われ、聖奈さんと孝太朗くんは緊張していた様子でしたが、これから一緒に過ごす教職員の前で元気に自己紹介をしていました。

牛滝

※坂井聖奈さん「勉強の発表とかを自信をもって発表したいです」

※坂井孝太朗くん「学校生活で一番楽しみにしていることはいっぱいあるから1つに収められません」

2人が7日から通う牛滝小学校は4年前、当時の在校生全員が卒業。次の新入生が入学する2026年まで休校の予定でしたが、2人の父親で牛滝地区出身の健人(たけひと)さんの仕事の都合もあって転入、学校が再開されることになりました。

※父親の坂井健人さん
「(自分が小さいころ)地区ぐるみで子どもたちを育ててくれた印象があるのでそこには期待します」
※母親の坂井真央さん
「2人が発言しないと授業も何もかも成り立たないのでそういうところを伸ばしてくれればと思う」
※佐井村立牛滝小学校 成田弘美校長
「地域の方が、かなり学校に期待しているので地域から愛される学校にしてきたい」

学校では授業のほか、運動会などの学校行事を村内にある佐井小学校とオンラインで連携しながら、教育環境を充実させたいとしています。