みちのく記念病院は内科や呼吸器科、精神科などの診療科があり、警察によりますと、高橋さんは精神科病棟の4人部屋に入院していました。発見当時、ほかに男性患者3人が病室にいたということで、警察は関係者に話を聴くなどして捜査を進める方針です。



病院で発生した今回の事件、あらためて経緯をふり返ります。警察によりますと、病院では夜間に看護師が巡回を複数回していますが、3月12日午後11時ごろは看護師が廊下から病室を確認して、「高橋さんに異常は感じなかった」といいます。

約45分後に看護士が同様の方法で確認すると、ベッドに仰向けで顔から血を流している高橋さんを見つけました。このため、今回の犯行はこの45分間に行われた可能性が高いと見られています。

高橋さんはその後、医師が治療しましたが、翌13日午前10時過ぎに死亡が確認されました。これまでに病室で目立った争った形跡などは確認されておらず、警察は、現場検証しながら関係者に話を聞き慎重に捜査を進めています。