青森県津軽を中心に大雨をもたらした「線状降水帯」の発生から明日9日で1週間を迎えます。記録的大雨となった鰺ヶ沢町では住宅の浸水被害が50棟にのぼり、住民が復旧を進めていますが、災害ごみを受け入れる施設が町外にあることから処理に苦慮しています。

9月2日未明に発生した「線状降水帯」。
鰺ヶ沢町では3日間の総雨量が326.5ミリに到達、平年の9月1か月分の2倍を超える観測史上最大の大雨となりました。

町内には今も流木などが散乱している所があり、道路や公共施設に流れ着いたものは町の職員が回収しています。

こうした災害ごみの処理には一般家庭や店舗も苦慮しています。

2トントラックいっぱいに積まれているのは、約1万冊の「本」です。

町内の七ツ石町にある「菊谷書店」は、2日未明に店が浸水して、商品の漫画や雑誌が濡れる被害がありました。

大雨被害で出た災害ごみの処理は畳や一部の家電などを除き、り災証明書を持参することで隣接する深浦町のごみ処理施設が無料で受け入れることになっていますが、店からは往復1時間近くの距離を運ぶ必要があります。

書店の片づけを手伝う男性
「1日2往復ぐらいですかね。午前と午後で1往復ずつ」
Q.理想であればどのあたりにごみ置き場があると良い?
「なんとも言えないですね。近ければ近いほど良いと思いますが…。量も量なので、置き場所もないですよね。鯵ヶ沢自体が」

町などによりますと、4年前の大雨災害では580棟の建物被害があり、仮置き場が設置されたこともあり、災害ごみが4500トンにのぼりました。

一方で町内で確認されている建物被害は住宅50棟を含む68棟で、8日もごみ処理施設にのべ16台の車がごみを運んでいるものの、今回の大雨による災害ごみは30トンに留まっています。

現在は仮置き場も設置されていない状況です。

明日9日で線状降水帯の発生から1週間を迎えるなか、県内では鰺ヶ沢町を含め92棟の住宅を含む160棟の建物被害が確認されているほか、田んぼの冠水など農作物の被害も発生していて被害の全容把握と復旧はまだ見通せない状況です。

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