青森県新郷村でスクールバスの試験運行が始まりました。
八戸市に通学する高校生が対象で、経済的負担を減らすことで村外への人材流出を防ぐ狙いがあります。

新郷村の中心街にある診療所に停車したバス。
8日に運行が始まった、村の高校生を対象にしたスクールバスです。

八戸市の高校に通う村の高校生にとっては、重要な移動手段となります。

利用する高校生は
「八戸工業高校に行きます。乗る時間も短く行けるのでよかったです。(バスでは)話しながら過ごしたい」

利用する高校生は
「バスが最初は出なかったから、親も大変だなと思ったけれども、バスが出ることになるからちょっと楽になったと思う。親が送れないときも、バスがあると簡単に行けるからいい」

村内の中学校を卒業した生徒は、多くが八戸市の高校に進学する一方、授業の開始時間に間に合う公共交通機関が限られていました。

このため、家族で村から転居したり高校生が下宿のため離れたりする事態が相次いでいたほか、村に残る場合も送迎などでの経済的負担がかかっていました。

こうしたことも背景に、村の人口はこの10年で670人減り、現在2000人に届かない状態となっています。

新郷村 佐藤和友 村長
「(村は)不便な場所なので、それは現実なので、少しでも負担が軽くなるようなことができればと始まった。村に残って通える環境づくりができるかなと。(人口)流出防止にもつながればいい」

スクールバスは村内の高校生17人が利用登録をしていて、試験運行で通学実態などを検証したうえで、10月からの本格運行を予定しています。

【写真を見る】青森県新郷村ではじまったスクールバスの試験運行

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