統合小学校の整備を巡り、青森県板柳町の町議会では関連費用の予算が否決され、工事の遅れが懸念される事態になっています。27日に開かれた議員全員協議会で、町は事業が進まないデメリットを説明し、反対している議員に理解を求めました。
議員全員協議会には、議員12人のうち11人が出席しました。
統合小学校の整備を巡っては、3月の議会で関連経費が盛り込まれた予算案が野党系会派議員6人の反対で3度否決されています。
27日は町の担当者が、再度事業の説明をした上で、工事が遅れ開校が延期された場合、現在の小学校の修繕・維持管理費が膨らみ、財政負担が増えると原案の必要性を訴えました。
これに対し、議員からは質問がほとんど出ず、逆に担当者から議員に質問を投げかける異例の展開となりました。
板柳町学務課 工藤将士 課長
「12月の議会で板柳町立学校設置条例の改正に全会一致、全員賛成でいただいて、開校は令和10年4月1日と認めていただいたが、なぜ(そのときは)賛成したか理由を聞いても大丈夫でしょうか?」
これに対し、議員からは…。
議案に反対 板柳町議会・公正会会派 長内良蔵 議員
「町民に発信しなければいけない大きな金額になったということで、その後いろいろ考えた結果、いまのこの状況になっている」
議案に反対 板柳町議会・創和会会派 佐藤洋治 議員
「私たちはなるべく経費をかけないで、将来は中学校のところに(つくる)中学校に全員入れる時期が、そのうちに来るという思いで、いまはいます」
ただ、議論は平行線をたどり、葛西健人 町長は説明を重ね、理解を得たいとしています。
板柳町 葛西健人 町長
「我々行政ができることは議員の人たちにお願いをして、説明を尽くして、納得していただいて予算を可決していただきたい。それ以外何もできないんですよ」
予算が通らない異例の事態ですが、町では改築に向け準備を進めています。
河村庸市 キャスター
「学校の敷地内にはトラックが何台も停まっていて、児童たちが使う備品の運び出しが行われています」
町議会では3月30日に3度目の臨時会が開かれ、学校関連経費を盛り込んだ補正予算案が再度提出されます。












