帝国データバンクによりますと、水産加工品製造の八戸市の㈱ヤイチ(資本金1000万円)が5月15日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。

㈱ヤイチは1967年に「や一柳沢商店」の屋号で創業し、90年に法人改組された八戸市の水産加工業者。かつては大手水産メーカーからの委託で地元八戸港で水揚げされるイワシ・サバ・サンマなどの加工を手掛け、ピーク時とみられる2002年4月期は年売上高約1億7200万円を計上。その後受託生産を取りやめ、物産展への参加事業者・給食事業者など卸ルートへの販売のほか、自社サイトでインターネット通販を展開していました。

しかし、近年は主要魚種の不漁で原料魚価が上昇する中、販売価格への転嫁が進まず赤字決算が続き、財務内容は大幅な債務超過に陥っていました。2021年には新型コロナ対策資金を導入して一時的に資金繰りを改善させたものの、2025年4月期の年売上高は約4300万円まで縮小、約800万円の当期純損失となり、資金繰りも限界に達し4月には従業員8人を解雇していました。

帝国データバンクによりますと、負債は債権者25人に対し約7500万円になるということです。