全国初の集荷場です。
青森県平川市の商業施設内にリンゴの集荷場が設けられ、農家の利便性向上が期待されます。
日本農業は県内8か所で農家からリンゴを集荷しています。
16日に開設された平川市のイオンタウンの集荷場は、駐車場の一部を利用した広いスペースで効率よく運搬作業を行えます。
また、商業施設と隣接していて、農作業の合間の買い物ついでに立ち寄ることができ、農家の利便性向上が期待されます。
イオンタウンに果物の集荷場を開設するのは、全国で初めてです。
利用する農家
「畑が山にあるので、そこから来るとお昼を買って、自宅に帰ってまた畑に行くことになる」
日本農業弘前支店は2024年11月に、1秒あたりに8個のリンゴを選別できる国内で初めての大型機械を導入し、農作業の負担軽減と生産性向上を図っていました。こうした取り組みが支持され、リンゴの集荷を始めた2020年に19人だった契約農家は2024年は約700人、2025年はこの倍の1400人にのぼっています。
日本農業 弘前支店 菅原大祐さん
「生産量を拡大できるような力があるかというと、1社だけではどうしても不足してしまう。ほかの企業とともにリンゴの業界や青森のリンゴを日本全国・世界に届けることを協力しながらやっていければ、業界全体が盛り上がっていくのかなと」
こちらでは、今シーズン約1300トンの集荷を見込んでいます。