自民党の総裁選挙が4日投開票され、新総裁に高市早苗氏が選ばれた。結党以来初めての女性総裁が誕生した。

青森県選出の自民党国会議員が、4日青森テレビなどの取材に応じ、決戦投票での投票先などを明らかにしました。

<江渡聡徳衆議院議員>
1回目
茂木氏
決戦投票 高市氏

【投票理由などのほぼ全文です】

-1回目の投票は茂木さんですか?
はい。決選投票は高市さんです。

-その理由を教えてください
5人の中で次は誰かということです。保守で自民党が1つにまとまっていくのに、誰が一番いいかということです。そういう観点で決めました。また、私が属しているグループでもそうです。今回応援した茂木さん方もずっと話し合いながら、いざという時にどうしようかと決めたりしていました。はじめからぶれていません。

-高市さんに今後期待することは
まずはどんなことがあっても景気対策。そのためにしっかりと補正予算案を通す。そこがまずポイントだと思っていますし、このあといろんな形で大変なのは、どう自民党を1つにまとめていくか。そのために、汗を流していただきたい。あとは、地方自治体ともそうですが、医療・福祉。いまはどこでも非常に厳しくなっています。しっかりと公的サービス、あるいは医療と福祉のサービス。これが充実できる体制をやっていっていただければありがたい。個別にいろんなことはありますが、一緒になって汗を流していきたいと思っています。とにかく今まずやっていかなければならないことは、国民が安心・安全な形で生活できる体制をきちっととる。だから最初に物価高対策。そのあとに医療と福祉の対応をきちっとやっていく。ここに尽きると思っています。あとは、戦後80年でインフラがボロボロになっていますので、国土強靭化の予算。これもきちっとつけていく。この辺ではないでしょうか。

-政権の枠組みを江渡議員はどういう形を望むお考えですか
しばらくの間は「パーシャル連合(=個別の政策ごとに話し合う枠組み)」的な形になると思います。どうしても連立は厳しい部分があるでしょうから。そこは政策ごとのパーシャル連合でいいのではないでしょうか。機が熟した時に、連立という枠組みを作っていく。党員票の思いがしっかりでた結果になって、これが一番。それにつきます。

-確認ですが、1回目は予定通り?
もちろん。ぶれてはダメですよ、政治家は。

-2回目の時は、派閥の麻生会長の意向は強かった?
私は最初から決めていました。それは(麻生)会長に伝えてある。それは、会長も同じ意見でした。地方票を重視しなければだめだということ。

-青森県では小泉さんが最多得票
でも、ほとんど差がないでしょう。私は最初からぶれていません。一次産業が主力の青森県で、農業・漁業関係と関連する諸団体が小泉さんに決してOKという状況ではない。そういうことをみなさんがどう捉えていくか。この辺も政治の枠の中で大事なところではないでしょうか。