日本酒の出来栄えを競う鑑評会が青森市で開かれました。
夏の間熟成させた「吟醸酒」と「純米酒」が審査され、西田酒造店が最高賞の2冠に輝きました。

鑑評会は毎年春と秋の2回開かれていて、今回は県内13の蔵元が春に搾って、夏場に熟成した「吟醸酒」と「純米酒」あわせて89点が出品されました。

秋の鑑評会では、昔ながらの寒仕込みによって造られた新酒のフレッシュな香りや味をどのように熟成させて品質を向上させたかがポイントになります。

審査員たちは、香りが出やすいとされている温度19℃に管理された清酒を味や香り、透明度などの観点から5段階で評価しました。

審査委員長 小倉 亮さん
「青森県の吟醸酒らしいお酒がたくさんそろっていて、年々レベルが上がっているなと思うんですけれども、非常に甲乙つけがたいなか、点数をつけていくという感じだったので、非常に良好なお酒がそろっているなと思います」

審査の結果、最高賞にあたる「県知事賞」には、吟醸酒の部が『金冠 喜久泉』、純米酒の部が『田酒』となり、青森市の西田酒造店が2冠となりました。