青森県弘前市の商業施設に屋内型の釣り堀がオープンし、夏休みの子どもたちで賑わっています。釣り堀には2023年に亡くなった養魚場のオーナーから引き継いだ思いが込められています。
8月11日、弘前市の商業施設「ヒロロ」にオープンしたのは屋内型の釣り堀「チェンジTheフィッシュ」です。
釣った魚の数によって隣にある射的ができたり、商品券がもらえたりといった景品があります。
子どもの利用客は(男の子)
「難しかったです。(次は)10匹くらい釣りたいと思いました」
子どもの利用客は(女の子)
「いっぱい釣れた」
利用客は(男性)
「釣りが好きなので楽しいです。大人でも」
この釣り堀で泳ぐ「ニジマス」や「イワナ」など約300匹は、弘前市相馬の養魚場で育てられました。
養魚場を設立した三上さんは2023年2月に亡くなり、遺族が「釣り堀を経営したい」という三上さんの夢の後継者を探していました。そこで手を挙げたのが小堀将太郎さんです。
チェンジTheフィッシュ 小堀将太郎 代表
「すばらしい養魚場だったので、このまま終わりにするのはもったいないという気持ちがありまして、色々大変なことも含めて挑戦してみようと思って始めました」
農家をしていた小堀さんは、農作業のかたわら魚の養殖技術や釣り堀を営業するための水質管理を一から学び、約2年を経てオープンにいたりました。
チェンジTheフィッシュ 小堀将太郎 代表
「いろいろな問題やトラブルを乗り越えながら、始められたことはとてもうれしい。お盆期間中、たくさんの方、県外・海外の方も遊びに来て下さって、楽しいという声をいただいて、始めてよかったなと思っています」
釣り堀はお盆期間中、1日の利用者が100人を超えるなど夏休みの子どもたちを中心に賑わったということで、今後は通年の「遊び場」としての定着を目指しています。