青森県内の漁業の主力であるホタテの水揚げ量の減少に加え、燃料や資材費が高騰していることから、県漁連が宮下宗一郎 知事に支援を求めました。
県漁連の二木春美 会長らは県庁に宮下知事を訪ね、要請書を手渡しました。
ホタテの水揚げ量は海水温の上昇などで、例年は7万5000トンあるものの、2025年は2万トンにも満たず、3年連続の減産となっています。
さらに、「マダイによる食害」という新たな問題も発生したとして、要請ではマダイ被害防止の研究と養殖手法の転換に向けた資材導入経費に対する支援を求めています。
青森県 宮下宗一郎 知事
「国にしっかりと訴えていかないといけない課題だと認識しているので、漁師・漁協のみなさんにしっかりとした仕事をしていただけるような環境を、これからも作っていきたい」
県漁連 二木春美 会長
「(ホタテの)被害というのは、かなり深刻に考えなくてはならないので、我々もただ待っているだけではなく、それに対してのいろいろな対策をしていきたい」
また、燃料や資材費の高騰を受け、継続的な行政からの支援を求めたほか、資源量が回復したクロマグロによって漁具などに被害が出たことから、資源管理を進めた国に被害への対応を働きかけるよう、宮下知事に求めました。