今年度で閉校する青森市の小学校の子どもたちが、ねぷたの見送り絵に署名して学び舎への感謝の気持ちをつづりました。
ねぷたの見送り絵は、弘前市出身のねぷた絵師・山谷寿華さんが、花咲かじいさんとサクラをモチーフに描いたもので、30日は青森市の本郷小学校の子どもたちが署名を行いました。
小学校は2026年3月に閉校し、浪岡南小学校と統合することが決まっていて、現在の学校として「ねぷた祭」に参加するのは最後となります。
児童や教職員約50人は、ねぷたに描かれた行灯1つ1つに学校への感謝の気持ちをつづりました。
奥谷悠人さん(6年生)
「『いつも楽しい本郷小学校ありがとう』と書いた。今年で閉校しちゃうけれども、6年間ずっといた学校にお世話になったから『ありがとう』と書きました」
須藤梨紗さん(6年生)
「(閉校は)悲しいけれども、一緒に卒業できるから少しうれしい。いつもより楽しく(ねぷた運行で)一緒に歩けたらって」
山谷さんは、全員で作り上げる意義を強調しました。
ねぷた絵師 山谷寿華さん
「みんなで1つのものを作ることを伝えるのも大事。今年はテーマが『感謝のメッセージ』ということで、1人1人が企画に携わったことが、みんなに思いを伝えることにつながるのかなと」
全校生徒や教職員の感謝のメッセージがつまった「ねぷた」は、8月9日~17日の間に市内で運行される予定です。