「一番の原点」俳優を目指したきっかけは小学校の恒例行事

相馬さんの幼少期は、男勝りで元気いっぱいの子どもだった。
相馬有紀実さん
「雪がすごく積もっていて屋根から滑り台のように滑ったり、自転車で鬼ごっこをしたり、ちょっと活発すぎる子でしたね」

中学生の頃の夢は、俳優になること。きっかけは、小学校の学芸会で演じたおばあちゃん役だった。


相馬有紀実さん
「小学6年生は自分の好きな役をやれる機会があって、演目が『かぐや姫』だったんですけど、一番セリフが多かったのはおばあちゃん役だったんです。その時はセリフが欲しくて。学芸会で浴びたスポットライトとか拍手が忘れられなくて、たぶん俳優の一番の原点」

高校生になると、母親が買ってきたオーディション雑誌を見て、東京にある俳優の養成所に通うべく応募してみた。

すると、最初は断られるも、相馬さんの強い熱意が通じて養成所に通うことが叶う。

ここから、週末に青森と東京を行き来してレッスンを受ける日々が始まった。