4月3日付で、青森県むつ市のスーパー「ファミリーマートさとう」が事業を停止し、従業員約90人を解雇したことを受け、むつ市などが従業員の再就職を支援する「企業説明」を開くことになりました。

8日は、むつ市やハローワークむつなどの関係機関が集まって、雇用対策連絡会議が開かれました。

非公開で行われた会議では、9日から市役所に相談窓口を設置すること。市やハローワーク、商工会議所が連携して参加企業を募り、4月25日と26日に再就職を支援する「合同企業説明会」の開催を決めたということです。

むつ市 山本知也 市長
「生活費の困ったことですとか、求職の困ったことですとか、不安を解消できるようにしたいと思いますので、ぜひ市役所の(相談窓口)に来ていただければ」

むつ公共職業安定所 法量忠博 所長
「一人一人のニーズをきちんと把握したうえで、再就職なり、職業訓練なりにつなげていければ」

地域に根差して営業を続けてきた「ファミリーマートさとう」は、競合店の出店などで経営が厳しくなり、4月3日付で事業を停止し破産申請の準備に入りました。

負債総額は、約9億円に上る見通しです。

解雇された従業員は約90人で、市では関係機関と連携して、再就職先の支援につなげたいとしています。