『芸術』や『文化』の分野で実績を挙げ、2025年の「東奥文化選奨」に選ばれた、若手の女性表現者2人の贈呈式が青森市で行われました。

10回目となった2025年の「東奥文化選奨」には、青森市出身のバイオリニスト・水野琴音さんと、栃木県日光市出身で青森市在住の津軽民謡歌手・かすみさんが選ばれ、水野さんは父の憲一さんが代理で出席しました。

水野さんは、ベルギーで開かれた「国際ヴァイオリンコンクール」で優勝とグランプリを同時受賞したほか、日本のコンクールでも1位になるなど輝かしい実績を収めています。

かすみさんは、中学卒業後、津軽民謡の修行のため旧尾上町に移住し、様々な大会で優勝するなど活躍を重ね、2024年は「民謡民舞全国大会」で内閣総理大臣賞に輝きました。

17日の贈呈式では、東奥日報文化財団の塩越 隆雄 理事長から賞状などが贈られ、功績を称えました。

津軽民謡歌手 かすみさん
「小さい子とか、同世代の人たちにも民謡は古くさいけど、かっこいいよ、本当は日本人の心響くものだよ、というのを伝えて活動していけたら」

「東奥文化選奨」には、これまで、2025年を含め29人と1団体が選ばれています。